またもFXと関係ない記事ですみません。
まあ土日は取引できないんで暇つぶしにでも読んでください。
ただし、「崖の上のポニョ」をまだ見ていない方は、見ないほうがいいかもしれません。
ストーリーに関してのネタバレを含みますので。
崖の上のポニョのDVDをレンタルし先ほど見てみました。
初見でしたが、後を引く作品ですね。
見てるときは割と単純なほうなので、楽しいな~、くらいで見てたんですが
見終わってしばらくしてからの違和感が凄い。
ポニョとはなんだったのか?
街は津波でどうなったのか?
トキってばあさんは何なんだ?
あのトンネルは?
と、いくらでも疑問が沸いてくる。
そしてところどころに出てくる比喩的なイメージ。
昨日エヴァンゲリオン見てたんですが、それでいうところの
爆発が常に十字架の形だったり、みたいな。
とりあえず、ポニョの本名の「ブリュンヒルデ」、ってなんだろうと
思って調べてみたら・・。
ブリュンヒルデ・・・北欧神話ワルキューレの長姉。
ワルキューレは
死者を天上に連れていく存在だ。
山の上のホテル ・・・
「山の上のホテル」は天国を表す。
他にも、案の定伏線だらけ。
宮崎駿はやはり天才で変態ということか。
ただ少し惜しかったのは、子供や純粋な大人ならば何の違和感も持たないが、
大半の大人たちには、何かがおかしいと気づかせてしまう点だろう。
ちょっとわざとらしすぎるかもしれない。
しかし、素晴らしい作品だったと思う。
guevara的評価:★★★★☆ 4.5点
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追記:もう一度見直したら更に発見があり、面白かったので
★★★★★ 5点(満点) に変更。
ちなみに私の解釈は、ポニョと宗介、リサ、老人ホームの歩けるようになった人達には奇跡が起き、
生きて帰って来れた、と解釈しています。
また、最後のほうのシーンでリサとポニョの母(
グランマンマーレ)が話しこんでいるのは、
耕介を生きて帰してほしいという交渉ではないか。
その為、山の上のホテルに向かっていた船の人たち(死者)は、
ラストシーンでは誰一人として写っておらず、船の墓場にてあの世へ向かったはずの船が戻ってきています。
また、作曲家の久石譲さんの言葉もこの作品を理解するうえで重要ではないでしょうか。
「死後の世界、輪廻、魂の不滅、など哲学的なテーマを投げかけている。
でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。
この二重構造をどう音楽で表現するか。そこが大変でした」
見るたびに新たな解釈がありそうですね。[1回]
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