<ストキャスティクス>今日は最もメジャーな部類のオシレータ(振幅を測る)系のテクニカル指標である、
ストキャスティクス (stochastics) についてです。
ちなみに
オシレーター系の指標は、保ち合い相場(ボックス相場/レンジ相場)で効力を発揮します。
覚えておきましょう。
ストキャスティクス(stochastics)とは・・・・
過去の高値、安値に対して現在の値がどの位置にあるかを示したテクニカル指標です。
開発者は
アメリカのジョージ・レーン。
一般的には現在の位置が70%以上だと買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎと考えられます。
(僕の場合はより慎重にエントリーしたい為、75%以上と25%以下を採用しています)
ストキャスティクス 売買のシグナルの見方:
短期で計算された
%K と中期の
%D の2本の線で構成されていますが、
その2本の線に長期の
SDを加えた3本の線で見る場合もあります。
お手持ちのストキャスティクスのチャートに、線が2本しかない場合は %K と %D が表示されています。
3本あって賑やかな場合はSDも含まれていると思ってください。
上記の画像は%Kと%Dのみになっています。
%D(中期)の線を%K(短期)の線が
下から、上に向けて突き抜けた場合は「買い」(ロング)のサインです。
%D(中期)の線を%K(短期)の線が
上から、下に向けて突き抜けた場合は「売り」(ショート)のサインです。
ただ、これだけではサインが出過ぎてしまい使えないので、
買いの場合は、サインが出た位置(クロスした位置)が30%以下の地点で出たもののみ採用します。
売りの場合は、サインが出た位置(クロスした位置)が70%以上の地点で出たもののみ採用します。
このルールを元に先ほどのチャートを見て下さい。
これはドル/円の日足チャートなのですが、確かにサインが出た後、
そちらに向かって進む傾向にあるといえるのではないでしょうか。
おお確かに、こりゃ使える!これで俺も勝てるな!
・・ちょっとまってください。
その前にストキャスティクスの
弱点を勉強しましょう。
まずは、ストキャスティクスだけでなく、オシレーター系の指標全般にいえるのが
それ単体だけで取引するのは危険である、という点です。
あくまで振り幅の中でどの位置にあるか?しかわからない為、強いトレンドが発生した場合は
0%とか100%のところにビッタリとくっついて使い物になりません。
なので、他のトレンド系の指標と併用するようにしましょう。
次にストキャスティクスはサインが出すぎるという点です。
これも別の指標と組み合わせることにより、解消できる部分です。
よってストキャスティクスを使うときは別のトレンド系指標と組み合わせて使うのが正しい使い方でしょう。
他にも以前紹介した、
ATR ・・・アベレージトゥルーレンジ(Average True Range)を使用して
強いトレンドが発生していない事を確認した後に、ボックス圏内でストキャスを使用するなどすれば
安全に勝率を上げることが出来るでしょう。
最後に、guevara独自の使い方かもしれませんが、
僕はストキャスティクスの習性を逆手にとって、
例えば、83%以上になったら買われすぎ、ではなく
強いトレンドが発生している、と解釈し、そこから買いでポジションを取ることがあります。
また、それをシステムトレードのプログラムルールに組み込んでバックテストを行ってみましたが
通常のストキャスの使用法よりも良好な結果が出ました。
勿論、ストキャスティクス単体で使用するのではなく、本当にトレンドが出ているかどうか
別のものを組み合わせていますが。
このような使い方が皆さんのトレードのヒントになれば幸いです。
FX学生ランキングに参入しました。
これからも皆さんにトレードのヒントとなる記事を書いて行きたいと思っています。
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